2021年04月16日
地上げの恐ろしさ（No.2503）
これまで、住宅メーカーの大規模住宅団地、弊社の宅地分譲、都心部の土地、企業誘致の工場、商業施設用地の取りまとめ・・・、自社で購入して再販するものから、依頼を受けるものまで、多種多様様々・・・これまで、どれだけやってきたのか分からないくらい、地上げをやってきましたが・・・・。
今回の地上げは、ちょっと肝を冷やしました。
地権者が数十人、数百人という規模ではなく・・・、１０人程度の小規模の地上げだったので・・・、とは言っても、別に油断していたわけではないのですが・・・。
契約を締結して、開発許可を取得して・・・決済間際になってから・・・一人の地権者が、急遽、決済をしないと言い出しまして・・・。
売主は、１０人地権者・・・、１人でも欠けると、買主の購入目的は達成できなくなるので、契約解除になります。
契約上、当然に、全地番、全員の連動、連帯契約になっているので・・・１つでも解約になると、売主は連帯して買主に対して違約金を払わなくてはいけません。
例えば、土地が２億円だとすると、違約金が１割であれば２０００万円、２割であれば４０００万円・・・、それを、売主側の地権者１０人で買主に支払わなくてはいけません。
買主は、その違約金で、すでに着手している、測量、開発関係等の費用などを支払わなければいけません。
１人が解約すると・・・、他の売主と、買主に迷惑がかかるわけです。
普通で考えると、全員を巻き込んで契約する前に、私は売りませんと意思表示をするべきだと思いますし・・・近隣の皆さんと一緒に契約をして手付金を受け取ったからには・・・、自分一人が解約をすると、他の地権者のことなんてどうでもいい的な感じになるので、自分だけ契約解除的なことは言えないと思うのですが・・・。
それが、今回・・・、『俺は、契約解除だ！ 近所とかどうでもいい、俺は俺・・・他の地権者だけでやればいいだろ〜！』と、契約内容を分かっているのに、言い出しちゃったわけで・・・。
我々、不動産業者、他の地権者、買主さんもビックリ！！！
まあ、地権者全員で、売りましょう！って事で、全員で契約をして・・・、広大な敷地の測量、開発その他の手続きや許可を取得して・・・、決済をしようとしたら・・・地権者の１人が、やっぱり売らない！となったら・・・びっくりしますよね〜！
ただ、売らないと言い出した売主さんも、売りたくない理由というのがありまして・・・
�〃戚麁�当日に買主が契約を突然延期した事で買主に対して疑心感がでた！
まあ、これは、契約時に説明して納得していただいたはずだったのですが・・・。
��開発許可を取得する際に買主と行政に対して、許認可の内容等が適合していないのではないか？と疑問を感じ、行政側と買主に対しての疑心感が更に強くなった。
これも、説明して何とか納めてもらいました。
�３�発許可がおりて決済日を決めようとした際に、�´◆�特に�△紡个靴毒柴世�いかないので、契約をやめると言い出して・・・、以前に話をしてあった件で、納得したのではなく宿題にしたのにやってないからやめる！と主張して、その後全く連絡が取れなくなった。
ここからが・・・大変
他の地権者は当然に焦るし、解約をしたい本人とは連絡は取れないし・・・、うちの社員が朝昼晩、家に行ってもいないし・・・数日の間・・・緊迫した状況だったのですが・・・。
日曜日の朝・・・社員から電話がかかってきまして・・・。
社員 『社長、朝から、すみません・・・。 今、やっとお会いできまして・・・。 今、＠＠が話していますし、私も話を繋いでおきますので・・・来てもらえませんか？』
私 『OK OK OK・・・よくやった！ パジャマのままだけど、歯だけ磨いて５分で行くわ！ 俺が行くまで、ちゃんと、捕まえておけよ！』
ということで・・・現地に急行！
雨の中、傘をさしながら・・・２時間立ち話で話し合い！
解約地権者 『何しに来たんだ〜？ 用事はないぞ！ もう話すことはない！』
私 『＠＠さ〜んw やっとお会いできましたね〜。 会いたかったですわ〜・・・、急に、解約とか言うので、他の地権者皆さん、困ってしまっていますよ！ どうしたんですか〜？』
解約地権者 『どうした？じゃね〜わ！ お前ら、開発の件の宿題が終わってないだろ〜！ それが片付いていないのに、決済なんかできわけないだろう！ 』
私 『何、言ってるんですか？ あの時、説明して納得して、開発同意書の印鑑をいただいたんじゃないですか？ 事業計画も説明したし、買主さんの情報も提供したし・・・ただ、役所から、念書を取ってこいというのは、何度も役所に頼んだのですがダメでした！と説明しているでしょ？ 開発同意書にも印鑑を押してくれたじゃないですか〜。 今になって、こういう事をしたら、あかんですよ！ 』
解約地権者 『違う、違う、役所からの念書は、宿題にしたんだ！ それをもらってこれとらんのだから、解約だ！』
私 『いえいえ！ 役所は、何度も通ってダメだったと報告をして納得してもらっていますよ！ ほら、そもそも役所が、民間の売主と買主の事に、保証をするなんて話は無理だけど、通いまくった！ でもやはりダメだったと言ったの覚えてないですか？ それに、今回、地権者皆さん、近所の方々なのに、こんな事をして・・・連帯責任になってしまい本当に皆さん困ってるんで・・・お願いですから、決済してくださいよ〜w 』
解約地権者 『関係ない！ 近所の人たちだけ決済すればいいだろ〜！ 俺が、やめるだけだ！ 勝手にやればいいだろ〜！』
私 『それ、契約前から何度も説明していますので、そんなことはできない事ぐらい分かってますよね〜？ ここで、解約して、近所の皆さんに迷惑かけて、この先、一生、顔を合わせないようにコソコソ頬被りして、この地で生きて行くんですか？ おそらく、皆さん、一旦違約金を払った後に、あなたに対して損害賠償請求をしてくる事になると思います。 こんな狭い地域で、お互いに、そんなの嫌じゃないですか〜。』
解約地権者 『関係ない！ 関係ない！ もう、弁護士に頼んだから・・・帰ってくれ・・・。お前らと話をする気はない！』
ということで・・・もう、ここまで頑なの状態だと強硬で行くしかないわけで・・・。
私 『はっ？ 弁護士・・・。 そういうことですね。 だから、逃げていて連絡取らなかったんだw 俺と、あなたの関係・・・、あなたと近所の方々との関係に弁護士を入れるんですか？ そういうのやめましょうよ〜！ なんで逃げるの？ どこまで逃げるんですか？』
解約地権者 『誰も逃げてないだろ〜！』
私 『いや・・・。 完全に逃げてますよね〜！ まあ、いいですわ！ 弁護士使ってなんだかんだするなら、それはそれでいいですけど・・・、あなたに近ずくな！と状が回るまで、説得に来ますよ！ 後何日かかりますかね〜？ まあ、精々、コソコソ逃げ回ってくださいw』
解約地権者 『だから、誰も逃げてないだろ〜！ 俺は、開発について納得がいかないって言ってるんだ！ 前から言ってただろ〜！ それを、ここまで進めて来た、お前のところのミスだ！』
私 『何度も言いますが・・・、契約書も、開発同意書も印鑑いただけているじゃないですか！ 裁判やっても勝てないと思いますよ！ 』
解約地権者 『それは、弁護士も勝てないと言ってたが、この開発許可自体が無効だという裁判であれば・・・。』
私 『あははははw 行政相手に裁判なんて、余計に勝てんわw まあ、こういうのやめましょうよ！ 決済してください。』
解約地権者 『じゃあ、決済してやるから、俺が作る念書に、行政と、買主と、地元の区の印鑑もらってこい！ そしたら決済してやるわ。』
私 『また、前の話に戻ってるじゃないですか！ それ、無理だったって言ったでしょ？ とりあえず、もう一度チャレンジはしますので・・・とりあえず、決済だけはしてくださいよ！』
解約地権者 『ダメだ！ とりあえず来週、弁護士と一緒に役所に行くからな！ 公開請求する。』
私 『了解！ でも、また来るので、なんでもいいけど・・もう逃げないでくださいね！ 俺が、電話をしたら絶対に出るか折り返しをくださいね！ これまでの、近所や、うちとの付き合いも含めて考えて・・・・絶対に逃げないでください！ まだ、決済日まで数日ありますので、納得いくまで徹底的に話しましょう。 』
解約地権者 『・・・・。』
こんな感じの話を繰り返し・・・結局、雨の中、立ち話で２時間以上！
外でお互いに大声で話しているんど絵、最終的には、近所の人たちも出て来くるし・・・まあまあの騒動っぽい感じで終わりました。
そして、翌日・・・・。
午後から、２時間を２回、４時間、話をしましたが・・・この日は、良い答えをいただけませんでした。
それが・・・その翌日・・・。
さて、ここまで書いたところで・・・話の途中ですが・・・。
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ありがとうございます・・・
ブログの続きです。
珍しく、解約地権者の方から電話がありまして・・・。
解約地権者 『俺が作った念書だが、前より少し譲歩してあるから、それに、買主、行政、地権者全員、区長の印鑑をもらってこい！ そしたら、土地は売ってもいい！ これが、落とし所だ！』
私 『わかりました。 でも、努力はしますけど、全員から印鑑をいただけるかどうか約束はできません。 あとは、もう、契約の期限までに、時間がありませんので・・・。 とりあえず、司法書士を連れて行きますので登記の書類に印鑑だけください。』
解約地権者 『分かった・・・。』
ということで・・・司法書士を連れて行き本人確認と登記の書類に印鑑をいただきました。
そして・・・決済日を決めました。
でも、我々としては、ここからが大変・・・努力をすると言った以上、解約地権者が作った念書に、皆さんの印鑑をいただかなくてはいけません・・・・。
内容は至ってシンプルなんですが・・・
買主の土地の使用目的が将来１５年間にわたり開発の予定のものと、少しでも相違した場合は、全員でこれを解決する！というようなものなんですけど・・・。
こんな念書に印鑑を押してもらうのは至難の業！
まあ、でも、印鑑をくださいって・・・・回りましたよ！
なんだかんだ言われながらも、地権者全員は、いただきました。
行政と買主は、当然、くれるわけがありませんが・・・何度もお願いに行きました。
そして、決済日当日・・・。
私 『ここまでは印鑑をいただけたけど、役所と買主はもらえていません。 今回の買主様は、きちっとした会社なので、開発許可以外の事に使用することはないと思います。 でも、そこまで心配されるのであれば・・・。 役所と、買主の代わりに、弊社と俺が、印鑑を押します！ この念書に書いていない事であっても、買主が法を侵し地域に迷惑をかけるような事があれば、俺が黙ってませんよ！』
解約地権者 『そんな、あんたんところが、それくらいのことをするのは、最初から分かっとるが・・・、俺は、買主と行政にも分かってもらいたいんだ！ まあ、決済はしてやるけど、もう少し頑張ってくれんか？』
私 『マジですか・・・w じゃあ、買主からお金を振り込んでいただいて・・・先日いただいた書類を法務局に出しますよwww ありがとうございますw 引き続き、行政と、買主様には、お願いをして、印鑑をいただけるように頑張ります。でも、印鑑を押してもらえない可能性が高いですよ！ 』
解約地権者 『行政と買主は、なんで、そんなに、印鑑を押してくれんのだ？』
私 『これも、また繰り返しになりますが・・・、買主は、開発許可を取得する際に、事細かく協議をして書類を差し出していますし、行政は、厳格に審査しているので、一個人の念書に対して、印鑑は押さないと言っているんです！』
解約地権者 『あのな〜・・・何度もいうけど・・・開発許可なんてものはな〜・・・
』
私 『分かってますって〜！ 何十時間話したんですかw 引き続き努力しますとしか言えませんが・・・またお願いをしてきます。 あとは、あなたが懸念しているような事になった場合は、役所だろうが企業だろうが、俺が全力でやめさせますから・・・！ 千代田不動産＆俺と、役所＆買主と、どっちが信用できますか？』
解約地権者 『まあ、そりゃ〜、千代田不動産だわな！ 』
私 『ありがとうございますw で・・・念書には、弊社の印鑑を押しておいたので・・・何かあったら、俺が矢面に立ちますので・・・。 この度は、力不足でご迷惑をおかけしましたが、ご納得いただけたようなので、無事に決済をする事ができます。 ご近所さんも、皆さん、喜んでくださります。ありがとうございました。』
そんなわけで・・・、なんとかかんとか・・・無事に売主全員から買主に所有権移転ができましたが・・・、弊社は、引き続き、もらえないであろう念書の調印のお願いを頑張りますw
しかし、まあ、なんというか・・・。
今回の地上げは、決済直前に、１人だけ解約をすると言い出しまして・・・かなり焦りました。
でも、解約しようとした地権者さんを庇うわけではないですが・・・、心配性で過剰に反応したのには、この行政の許可で、この買主に不動産を売って、将来的に大丈夫なのか？と、本人なりに真剣に考えて、違約金も、近隣地権者からの非難も覚悟して解約をしようとしたようです。
まあ、ただ・・・、一旦は、地権者皆んなで売ろうと決めて、契約書、開発同意書、その他の書類に印鑑を押しているわけなので・・・、それは履行していただかないと困りますよね。
私としては、売主には売ってよかった！買主からは買ってよかった！と思っていただけるように、取引完了後もフォローしつつ良いお付き合いをしていきたいと思います。
不動産業というのは・・・。
個人、法人問わず・・・、不動産といえば、うちは千代田不動産に頼む！という人を、どれだけ持っているか・・・、その信頼と信用を得るためには、すべての取引に心血をそそがなくてはいけないと考えています。
地上げも同じく、今時は、目的も内容も、買取〜売却までガラス張りで・・・、とにかく誠実に誠意を持って対応する事が・・・最重要です。
不動産業者でも、雑魚で頭の悪い奴に限って、俺は買い側だ！ 俺は売り側だ！とか言って、どちらか一方に良い格好をして取引しようとしますが・・・、不動産業者というのは、売主買主双方に喜んでいただけるように取引をして行くのが本当のプロじゃないかな〜と・・・。
どちらかに付いて、相手方に目一杯交渉し痛めつけ勝った姿を客に見せるのではなく、双方が円満に円滑な取引をした方が、絶対にカッコいいと思います。
そんなわけで・・・
本日は、地上げの恐ろしさ！というテーマで書かせていただきました。
本日も、読者の皆様に、
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今回の地上げは、ちょっと肝を冷やしました。
地権者が数十人、数百人という規模ではなく・・・、１０人程度の小規模の地上げだったので・・・、とは言っても、別に油断していたわけではないのですが・・・。
契約を締結して、開発許可を取得して・・・決済間際になってから・・・一人の地権者が、急遽、決済をしないと言い出しまして・・・。
売主は、１０人地権者・・・、１人でも欠けると、買主の購入目的は達成できなくなるので、契約解除になります。
契約上、当然に、全地番、全員の連動、連帯契約になっているので・・・１つでも解約になると、売主は連帯して買主に対して違約金を払わなくてはいけません。
例えば、土地が２億円だとすると、違約金が１割であれば２０００万円、２割であれば４０００万円・・・、それを、売主側の地権者１０人で買主に支払わなくてはいけません。
買主は、その違約金で、すでに着手している、測量、開発関係等の費用などを支払わなければいけません。
１人が解約すると・・・、他の売主と、買主に迷惑がかかるわけです。
普通で考えると、全員を巻き込んで契約する前に、私は売りませんと意思表示をするべきだと思いますし・・・近隣の皆さんと一緒に契約をして手付金を受け取ったからには・・・、自分一人が解約をすると、他の地権者のことなんてどうでもいい的な感じになるので、自分だけ契約解除的なことは言えないと思うのですが・・・。
それが、今回・・・、『俺は、契約解除だ！ 近所とかどうでもいい、俺は俺・・・他の地権者だけでやればいいだろ〜！』と、契約内容を分かっているのに、言い出しちゃったわけで・・・。
我々、不動産業者、他の地権者、買主さんもビックリ！！！
まあ、地権者全員で、売りましょう！って事で、全員で契約をして・・・、広大な敷地の測量、開発その他の手続きや許可を取得して・・・、決済をしようとしたら・・・地権者の１人が、やっぱり売らない！となったら・・・びっくりしますよね〜！
ただ、売らないと言い出した売主さんも、売りたくない理由というのがありまして・・・
�〃戚麁�当日に買主が契約を突然延期した事で買主に対して疑心感がでた！
まあ、これは、契約時に説明して納得していただいたはずだったのですが・・・。
��開発許可を取得する際に買主と行政に対して、許認可の内容等が適合していないのではないか？と疑問を感じ、行政側と買主に対しての疑心感が更に強くなった。
これも、説明して何とか納めてもらいました。
�３�発許可がおりて決済日を決めようとした際に、�´◆�特に�△紡个靴毒柴世�いかないので、契約をやめると言い出して・・・、以前に話をしてあった件で、納得したのではなく宿題にしたのにやってないからやめる！と主張して、その後全く連絡が取れなくなった。
ここからが・・・大変
他の地権者は当然に焦るし、解約をしたい本人とは連絡は取れないし・・・、うちの社員が朝昼晩、家に行ってもいないし・・・数日の間・・・緊迫した状況だったのですが・・・。
日曜日の朝・・・社員から電話がかかってきまして・・・。
社員 『社長、朝から、すみません・・・。 今、やっとお会いできまして・・・。 今、＠＠が話していますし、私も話を繋いでおきますので・・・来てもらえませんか？』
私 『OK OK OK・・・よくやった！ パジャマのままだけど、歯だけ磨いて５分で行くわ！ 俺が行くまで、ちゃんと、捕まえておけよ！』
ということで・・・現地に急行！
雨の中、傘をさしながら・・・２時間立ち話で話し合い！
解約地権者 『何しに来たんだ〜？ 用事はないぞ！ もう話すことはない！』
私 『＠＠さ〜んw やっとお会いできましたね〜。 会いたかったですわ〜・・・、急に、解約とか言うので、他の地権者皆さん、困ってしまっていますよ！ どうしたんですか〜？』
解約地権者 『どうした？じゃね〜わ！ お前ら、開発の件の宿題が終わってないだろ〜！ それが片付いていないのに、決済なんかできわけないだろう！ 』
私 『何、言ってるんですか？ あの時、説明して納得して、開発同意書の印鑑をいただいたんじゃないですか？ 事業計画も説明したし、買主さんの情報も提供したし・・・ただ、役所から、念書を取ってこいというのは、何度も役所に頼んだのですがダメでした！と説明しているでしょ？ 開発同意書にも印鑑を押してくれたじゃないですか〜。 今になって、こういう事をしたら、あかんですよ！ 』
解約地権者 『違う、違う、役所からの念書は、宿題にしたんだ！ それをもらってこれとらんのだから、解約だ！』
私 『いえいえ！ 役所は、何度も通ってダメだったと報告をして納得してもらっていますよ！ ほら、そもそも役所が、民間の売主と買主の事に、保証をするなんて話は無理だけど、通いまくった！ でもやはりダメだったと言ったの覚えてないですか？ それに、今回、地権者皆さん、近所の方々なのに、こんな事をして・・・連帯責任になってしまい本当に皆さん困ってるんで・・・お願いですから、決済してくださいよ〜w 』
解約地権者 『関係ない！ 近所の人たちだけ決済すればいいだろ〜！ 俺が、やめるだけだ！ 勝手にやればいいだろ〜！』
私 『それ、契約前から何度も説明していますので、そんなことはできない事ぐらい分かってますよね〜？ ここで、解約して、近所の皆さんに迷惑かけて、この先、一生、顔を合わせないようにコソコソ頬被りして、この地で生きて行くんですか？ おそらく、皆さん、一旦違約金を払った後に、あなたに対して損害賠償請求をしてくる事になると思います。 こんな狭い地域で、お互いに、そんなの嫌じゃないですか〜。』
解約地権者 『関係ない！ 関係ない！ もう、弁護士に頼んだから・・・帰ってくれ・・・。お前らと話をする気はない！』
ということで・・・もう、ここまで頑なの状態だと強硬で行くしかないわけで・・・。
私 『はっ？ 弁護士・・・。 そういうことですね。 だから、逃げていて連絡取らなかったんだw 俺と、あなたの関係・・・、あなたと近所の方々との関係に弁護士を入れるんですか？ そういうのやめましょうよ〜！ なんで逃げるの？ どこまで逃げるんですか？』
解約地権者 『誰も逃げてないだろ〜！』
私 『いや・・・。 完全に逃げてますよね〜！ まあ、いいですわ！ 弁護士使ってなんだかんだするなら、それはそれでいいですけど・・・、あなたに近ずくな！と状が回るまで、説得に来ますよ！ 後何日かかりますかね〜？ まあ、精々、コソコソ逃げ回ってくださいw』
解約地権者 『だから、誰も逃げてないだろ〜！ 俺は、開発について納得がいかないって言ってるんだ！ 前から言ってただろ〜！ それを、ここまで進めて来た、お前のところのミスだ！』
私 『何度も言いますが・・・、契約書も、開発同意書も印鑑いただけているじゃないですか！ 裁判やっても勝てないと思いますよ！ 』
解約地権者 『それは、弁護士も勝てないと言ってたが、この開発許可自体が無効だという裁判であれば・・・。』
私 『あははははw 行政相手に裁判なんて、余計に勝てんわw まあ、こういうのやめましょうよ！ 決済してください。』
解約地権者 『じゃあ、決済してやるから、俺が作る念書に、行政と、買主と、地元の区の印鑑もらってこい！ そしたら決済してやるわ。』
私 『また、前の話に戻ってるじゃないですか！ それ、無理だったって言ったでしょ？ とりあえず、もう一度チャレンジはしますので・・・とりあえず、決済だけはしてくださいよ！』
解約地権者 『ダメだ！ とりあえず来週、弁護士と一緒に役所に行くからな！ 公開請求する。』
私 『了解！ でも、また来るので、なんでもいいけど・・もう逃げないでくださいね！ 俺が、電話をしたら絶対に出るか折り返しをくださいね！ これまでの、近所や、うちとの付き合いも含めて考えて・・・・絶対に逃げないでください！ まだ、決済日まで数日ありますので、納得いくまで徹底的に話しましょう。 』
解約地権者 『・・・・。』
こんな感じの話を繰り返し・・・結局、雨の中、立ち話で２時間以上！
外でお互いに大声で話しているんど絵、最終的には、近所の人たちも出て来くるし・・・まあまあの騒動っぽい感じで終わりました。
そして、翌日・・・・。
午後から、２時間を２回、４時間、話をしましたが・・・この日は、良い答えをいただけませんでした。
それが・・・その翌日・・・。
さて、ここまで書いたところで・・・話の途中ですが・・・。
皆さん・・・不動産、建設部門のブログランキングが、２位になってしまっていますので、下記のバナーをクリックして、素人さんの為の不動産学校に投票していただけると嬉しいです。
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ありがとうございます・・・
ブログの続きです。
珍しく、解約地権者の方から電話がありまして・・・。
解約地権者 『俺が作った念書だが、前より少し譲歩してあるから、それに、買主、行政、地権者全員、区長の印鑑をもらってこい！ そしたら、土地は売ってもいい！ これが、落とし所だ！』
私 『わかりました。 でも、努力はしますけど、全員から印鑑をいただけるかどうか約束はできません。 あとは、もう、契約の期限までに、時間がありませんので・・・。 とりあえず、司法書士を連れて行きますので登記の書類に印鑑だけください。』
解約地権者 『分かった・・・。』
ということで・・・司法書士を連れて行き本人確認と登記の書類に印鑑をいただきました。
そして・・・決済日を決めました。
でも、我々としては、ここからが大変・・・努力をすると言った以上、解約地権者が作った念書に、皆さんの印鑑をいただかなくてはいけません・・・・。
内容は至ってシンプルなんですが・・・
買主の土地の使用目的が将来１５年間にわたり開発の予定のものと、少しでも相違した場合は、全員でこれを解決する！というようなものなんですけど・・・。
こんな念書に印鑑を押してもらうのは至難の業！
まあ、でも、印鑑をくださいって・・・・回りましたよ！
なんだかんだ言われながらも、地権者全員は、いただきました。
行政と買主は、当然、くれるわけがありませんが・・・何度もお願いに行きました。
そして、決済日当日・・・。
私 『ここまでは印鑑をいただけたけど、役所と買主はもらえていません。 今回の買主様は、きちっとした会社なので、開発許可以外の事に使用することはないと思います。 でも、そこまで心配されるのであれば・・・。 役所と、買主の代わりに、弊社と俺が、印鑑を押します！ この念書に書いていない事であっても、買主が法を侵し地域に迷惑をかけるような事があれば、俺が黙ってませんよ！』
解約地権者 『そんな、あんたんところが、それくらいのことをするのは、最初から分かっとるが・・・、俺は、買主と行政にも分かってもらいたいんだ！ まあ、決済はしてやるけど、もう少し頑張ってくれんか？』
私 『マジですか・・・w じゃあ、買主からお金を振り込んでいただいて・・・先日いただいた書類を法務局に出しますよwww ありがとうございますw 引き続き、行政と、買主様には、お願いをして、印鑑をいただけるように頑張ります。でも、印鑑を押してもらえない可能性が高いですよ！ 』
解約地権者 『行政と買主は、なんで、そんなに、印鑑を押してくれんのだ？』
私 『これも、また繰り返しになりますが・・・、買主は、開発許可を取得する際に、事細かく協議をして書類を差し出していますし、行政は、厳格に審査しているので、一個人の念書に対して、印鑑は押さないと言っているんです！』
解約地権者 『あのな〜・・・何度もいうけど・・・開発許可なんてものはな〜・・・
』私 『分かってますって〜！ 何十時間話したんですかw 引き続き努力しますとしか言えませんが・・・またお願いをしてきます。 あとは、あなたが懸念しているような事になった場合は、役所だろうが企業だろうが、俺が全力でやめさせますから・・・！ 千代田不動産＆俺と、役所＆買主と、どっちが信用できますか？』
解約地権者 『まあ、そりゃ〜、千代田不動産だわな！ 』
私 『ありがとうございますw で・・・念書には、弊社の印鑑を押しておいたので・・・何かあったら、俺が矢面に立ちますので・・・。 この度は、力不足でご迷惑をおかけしましたが、ご納得いただけたようなので、無事に決済をする事ができます。 ご近所さんも、皆さん、喜んでくださります。ありがとうございました。』
そんなわけで・・・、なんとかかんとか・・・無事に売主全員から買主に所有権移転ができましたが・・・、弊社は、引き続き、もらえないであろう念書の調印のお願いを頑張りますw
しかし、まあ、なんというか・・・。
今回の地上げは、決済直前に、１人だけ解約をすると言い出しまして・・・かなり焦りました。
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まあ、ただ・・・、一旦は、地権者皆んなで売ろうと決めて、契約書、開発同意書、その他の書類に印鑑を押しているわけなので・・・、それは履行していただかないと困りますよね。
私としては、売主には売ってよかった！買主からは買ってよかった！と思っていただけるように、取引完了後もフォローしつつ良いお付き合いをしていきたいと思います。
不動産業というのは・・・。
個人、法人問わず・・・、不動産といえば、うちは千代田不動産に頼む！という人を、どれだけ持っているか・・・、その信頼と信用を得るためには、すべての取引に心血をそそがなくてはいけないと考えています。
地上げも同じく、今時は、目的も内容も、買取〜売却までガラス張りで・・・、とにかく誠実に誠意を持って対応する事が・・・最重要です。
不動産業者でも、雑魚で頭の悪い奴に限って、俺は買い側だ！ 俺は売り側だ！とか言って、どちらか一方に良い格好をして取引しようとしますが・・・、不動産業者というのは、売主買主双方に喜んでいただけるように取引をして行くのが本当のプロじゃないかな〜と・・・。
どちらかに付いて、相手方に目一杯交渉し痛めつけ勝った姿を客に見せるのではなく、双方が円満に円滑な取引をした方が、絶対にカッコいいと思います。
そんなわけで・・・
本日は、地上げの恐ろしさ！というテーマで書かせていただきました。
本日も、読者の皆様に、
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この記事へのコメント
1. Posted by 近藤ファン 2021年04月17日 00:44
地上げって大変なんですね。
自分だったら精神病みます。
ここのところSNSにブログの更新を表示していませんが何か意味はあるのでしょうか？
自分だったら精神病みます。
ここのところSNSにブログの更新を表示していませんが何か意味はあるのでしょうか？
2. Posted by yk 2021年04月17日 05:19
おつかれさまでした
社長様は地上げ屋をやっても、超一流に
なられたでしょうねｗ
社長様は地上げ屋をやっても、超一流に
なられたでしょうねｗ
3. Posted by S不動産 2021年04月17日 16:33
yk様
素人さんの為の不動産学校読者様への直接のコメント失礼いたします。
近藤社長は不動産仲介業から業界入りされて今ではデベロッパーの代表ですが、現在も通常では考えられないぐらいのペースで津島市の工業団地指定の地域を取りまとめていますので、実は今でもバリバリの地上げ屋ですよ。
地上げから事件物の処理まで近藤社長の右に出る者はいないです。
私たち不動産業者が難しい案件を持ち込んで相談するレベルのスーパープロフェッショナル不動産屋なんですよ。
地上げ屋の中の最強の地上げ屋です（笑）
素人さんの為の不動産学校読者様への直接のコメント失礼いたします。
近藤社長は不動産仲介業から業界入りされて今ではデベロッパーの代表ですが、現在も通常では考えられないぐらいのペースで津島市の工業団地指定の地域を取りまとめていますので、実は今でもバリバリの地上げ屋ですよ。
地上げから事件物の処理まで近藤社長の右に出る者はいないです。
私たち不動産業者が難しい案件を持ち込んで相談するレベルのスーパープロフェッショナル不動産屋なんですよ。
地上げ屋の中の最強の地上げ屋です（笑）
4. Posted by tainosin 2021年04月17日 16:52
不動産の開発は本当にイレギュラーが多い、
応用問題ですね。
他人の事に配慮しない方は存在します。
それを自分のペースに持ち込む、これが近藤社長の
真骨頂だと思います。
応用問題ですね。
他人の事に配慮しない方は存在します。
それを自分のペースに持ち込む、これが近藤社長の
真骨頂だと思います。
5. Posted by ｙｋ 2021年04月18日 06:24
S不動産様
そうだったんですか！
私、名古屋とは遥かに隔たった土地に住んで
いますので、とんと知りませんでした
大変、失礼を申し上げてすみません（笑）
そうだったんですか！
私、名古屋とは遥かに隔たった土地に住んで
いますので、とんと知りませんでした
大変、失礼を申し上げてすみません（笑）
6. Posted by コンドウ 2021年04月18日 12:07
近藤ファンさん、SNS、特にインスタは、リールなどで、ショート動画をアップしているので、手が回ってないだけですw
一応、今回は、インスタのストーリーとタイムライン、ツイッター、Facebookに更新のお知らせをしておきました。
見てやってください。
ykさん、そうですね〜。
今、こちらでは、名古屋市で３００〜５００坪、郊外だと１０００坪〜１万坪ぐらいの地上げしかできていないので・・・。
いつかは、東京あたりで地上げしてみたいですね〜w
東京は、よく相談にのることはありますが、まだ自分では地上げと呼べるほどの仕事はやったことはありません。
S不動産さん、いえいえ！
田舎の地上げ屋ですから・・・w
地域の方々からの信用と信頼でできているだけです。
tainosinさん、動じないこと、折れないこと、諦めないこと！
これだけだと思います。
心のどこかで、この世の中の事は、この世の中で片付くwと思っていますので・・・！笑
あとは、営業なんて仕事は、断られてからが勝負だと思い、逆転を楽しむようにしています。
ｙｋさん、引き続き、ykさんが思ったまま、気兼ねなく書いてくださいw
おっしゃる通りで・・・地上げ専門ではないので・・・
特化したら、それはそれで、違った人生があったかもしれませんが・・・、もう少し、オラオラ系になっていたかもですねw
一応、今回は、インスタのストーリーとタイムライン、ツイッター、Facebookに更新のお知らせをしておきました。
見てやってください。
ykさん、そうですね〜。
今、こちらでは、名古屋市で３００〜５００坪、郊外だと１０００坪〜１万坪ぐらいの地上げしかできていないので・・・。
いつかは、東京あたりで地上げしてみたいですね〜w
東京は、よく相談にのることはありますが、まだ自分では地上げと呼べるほどの仕事はやったことはありません。
S不動産さん、いえいえ！
田舎の地上げ屋ですから・・・w
地域の方々からの信用と信頼でできているだけです。
tainosinさん、動じないこと、折れないこと、諦めないこと！
これだけだと思います。
心のどこかで、この世の中の事は、この世の中で片付くwと思っていますので・・・！笑
あとは、営業なんて仕事は、断られてからが勝負だと思い、逆転を楽しむようにしています。
ｙｋさん、引き続き、ykさんが思ったまま、気兼ねなく書いてくださいw
おっしゃる通りで・・・地上げ専門ではないので・・・
特化したら、それはそれで、違った人生があったかもしれませんが・・・、もう少し、オラオラ系になっていたかもですねw
7. Posted by 花水木 2021年04月19日 15:45
本当に、本当に、ご苦労さまでした、不動産屋は長生きできませんね．
寿命がチジミますね。
寿命がチジミますね。
8. Posted by コンドウ 2021年04月23日 10:39
花水木さん、不動産屋が長生きする人が少ないのは、仕事の影響ではなく、遊びすぎだと思いますが・・・・。
先輩も後輩も、まあまあ不摂生している人が多いように思います！笑
先輩も後輩も、まあまあ不摂生している人が多いように思います！笑
