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2018年01月07日

2211) 相続の変化・・・相続放棄???

新年、2回目のブログですが・・・・。

その前に・・・先日・・・、名古屋出身のグラドル、森咲智美さんが、名古屋に帰ってきた際に、カラーブロックカフェ&オフィスに遊びに来てくれました。


2018-01


地元名古屋のOSU出身で、今は、全国区で活躍しています。

OSUの時と同じく、明るくて元気いっぱいでしたw

名古屋出身ということもありまして・・・、今後の益々のご活躍を祈念いたします。

また、名古屋に帰ってきた時には、いつでもカラーブロックカフェで、のんびりしてくださいw

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さて・・・今日のブログです。


皆さんは、相続という言葉を聞いて、何を連想しますか???

相続といえば、親や配偶者の遺産が貰えると思う方が大半なのではないでしょうか。


それが、最近、そうでもないというか・・・、相続の相談の中に、相続放棄の相談が増えてきたんですよね〜。

まあ、これも、少子高齢化、人口減少が引き起こす、問題のひとつではないかと思う訳ですが・・・。


正月明けに、知人Aから、土地建物の査定の依頼がありました。

約200坪の既存宅地に昭和51年の木造住宅が建っています・・・でも、前面道路幅員が約2mしかなく、その土地に来る前の道路は、他の家の垣根が出っ張っているし、道路ギリギリまで塀を建てている家や、セットバックした部分に、ポールを建てている馬鹿がいて、軽自動車で、ギリギリ入れるような状態なんです。

もしも、この場所で、前面道路幅員が4m以上あって、50坪前後の完成宅地であれば、坪15万円ぐらいで売れるのですが、何分にも普通乗用車が入ってこれない状態なので・・・、査定は、買取不可、仲介査定坪3万円(600万円)とさせていただきました。

正直、この土地建物は、600万円でも、売れるか微妙ですが、あわよくば、売れるかな〜ぐらいの感じです。

そのあたりの事情を説明したところ・・・・。

Aさん 『そうですか〜・・・。 実は、この家の他に、農地がありまして・・・。 畑が、150坪、田んぼが、8筆、合計で1500坪ぐらいあるんですけど・・・。 これも、売れませんかね〜?』

 『住所地番分かりますか? 』

Aさん 『はい! これ、固定資産税の書類と・・・、名寄せ帳もあります。 これでいいですか?』

 『ん〜〜〜・・・・。 はい、大丈夫です。 ちょっと調べてみますね。』

住宅地図と、土地改良の図面を出してきて、地番を合わせてみたのですが・・・、畑を除く、田んぼは、全部、農振地域にあり、青地の農地で、売れないような土地でしたので、『売るのは、厳ししですね〜・・・。』と説明をさせていただきました。

すると。。。 Aさんは・・・。


Aさん 『こういうのって、相続放棄できるんですかね〜?』

 『できますけど・・・・。 その前に、相続放棄というのは、不動産だけ放棄するとか、この農地だけ放棄するとか、できないんですよ。 するなら、全部・・・。 しないなら、全部、相続することになります。 何が、言いたいのかというと、被相続人に、預金系・・・積立保険等、株、有価証券等は、どれくらいありますか? それも放棄しますか?って話です。』

Aさん 『実は、一昨年父が他界しまして、昨年から母も病院に入っておりまして・・・、預金は少しあります。 保険は解約しました。 その他の財産は、ほとんどありません。 私と弟で、病院代を払っているぐらいなので・・・・。』

 『なるほど・・・。 それでしたら、相続放棄もありですが・・・。 ご実家、その他の土地等に、未練はございませんか???』

Aさん 『全くないかと言われれば、私も弟も育った家なので・・・、実家がなくなるのは寂しいですが・・・。 現実問題、私も弟も、自分の家がありますので・・・。 今回、財産を整理しようと思って、相談にきたのですが、家も農地も、売れるかどうか分からないということですよね。 売れないなら、母が亡くなった時には、相続放棄をしたほうが良さそうですね。』

 『うむ〜・・・。 そこは、私が、こうしろ!とは言えないので・・・。 でも、私なら、相続放棄しますね。  でも、現状、お母様は生きておられるわけですから、しばらくは、売りに出しながら、様子をみるということで、どうでしょうか??? 例えば、家を600万円、農地は、坪1000円ぐらいで、売りに出してみて、売れたら儲け物、売れなければ、相続放棄ということで、どうでしょう???』

Aさん 『売れますかね〜???』

 『わかりません。 でも、まあ、家の方は、可能性はありますね。 農地は、相当厳しいと思います。 とりあえず、隣近所の農家の方々に聞いてみてもいいですし・・・、農業資格が欲しいという人も、ちょくちょくいるので、聞いてみることはできます。 でも、農業資格が欲しい人も、これだけ飛び地になっていると、どうなんでしょう? とりあえず、やってみましょうか???』

Aさん 『はい! 宜しくお願いします。売れたら、儲け物という感覚でいたほうがいいですね。 母は、どうかな〜・・・、寝たきりなので、そんなに長くはないと思いますが、こればかりは、分からないです。 1日でも長く生きてほしいと思いながらも、毎月の病院代の事を考えると、私の嫁も、弟の嫁も口には出しませんが、早く逝ってほしいと思っているのではないでしょうか。 私自身も、そう思う事もあります。』

 『うちは、両親が元気なので、1日でも長く生きてほしいとしか思いませんけど・・・・寝たきりとかになったら、そう思うんですかね〜? 今の私には、考えられませんが・・・。 親がいて、私がいるわけですから・・・。 でも、寝たきりとかになっちゃうと、私も、そう思うんですかね〜?』

Aさん 『社長さんは、ご両親がお元気なわけですし・・・金銭的にも余裕があるから、そう思わないのかもしれませんが・・・。 私も弟もサラリーマンですので、こんな状態なら、いっそのこと早く・・・と思ってしまうこともあります。 嫁にしてみたら、血のつながりもないわけですので、そういう思いは強いと思います。』

 『ん〜〜〜〜。 そういうものかもしれないですね・・・。 仕事柄、相続の相談をうけることが多いので、そういうケースは多々あるので、わかっているのですが・・・、私自身は認めなくない自分がいるという感じなんだと思います。  人を悪者みたいに言ってすみません。 そういうつもりで言ってるわけではないのですが・・・。』

Aさん 『はい、わかりますよ。 両親が元気な頃は、私も、今の社長さんと同じように思っていましたので・・・、今は、生まれ育った家を売りにきて、母が亡くなる準備をしているということなので・・・、人は、環境で変わるのかもしれませんね。 正月から、こんなご相談ですみません。』

 『いえいえ。 こちらこそ、なんかすみません。 今、私のできる精一杯の事は、この家と土地を売る事ですので・・・。 売れるとは言い切れませんが、精一杯頑張らせていただきます。』

そんなわけで・・・正月早々、重い話でしたが・・・・・・なんとか、相続放棄ではなく、売却という方向で行きたいと思い、どうやって売るかを、あれこれ考えて、私は、歯切れ悪く、ん〜〜〜、と何度も言いながらも、とにかくやれるだけやってみます。頑張ります!ということで、この話を終えました。

そんなわけで、この田舎の農地と家を売ることになったわけですが・・・。


その後、Aさんの弟さんから電話がありまして、ちょっと怒り気味で・・・。

弟さん 『社長さん・・・、兄から話を聞いたんだけど・・・、売れるか売れないか分からないってどういうこと??? 農地は、ともかく、実家は、家の建つ土地ですし、実際に周りには家が建っているので、売れるか分からないということはないんじゃないの? こっちは素人だからって、ちょっとひどくない?

私は、近隣の住宅地の相場の話をして・・・、前面道路の話をして・・・、『軽自動車しか入れない200坪の土地を購入する人がいますとは言えないので、売れたら儲け物ぐらいの感覚で・・・と言ったわけですが・・、ご納得いかないですか?』と、訪ねた・・・。

すると、弟さんは、自分も知り合いの不動産屋がいるから、聞いてみると言って、不動産屋の知人の名前を、2〜3人並べて・・・、『兄が、おたくにも頼んだみたいだから、売りに出すのはいいけど、俺は俺で、知り合いの不動産屋に頼むからな。』と言い放って、また、知り合いの不動産屋の話をした。

 『そうですか・・・。 じゃあ、この話は、なかった事でお願いします。 でも、おそらく、他所の不動産屋さんは受けないと思いますよ。 もしも罷り間違って受けたとしても売れないんじゃないかな〜。  すみません。 余計な事ですね。 とりあえず、お兄様に、今の話をお伝えください。 弟さんの知り合いの不動産屋さんが、頑張ることになったので、今回の話は、なかったということで辞退したとお伝えください・・・。』

弟さん 『そういう話じゃないだろう 誰も、おたくに売るなっていってないだろう 兄貴が頼んだんだから、おたくは、おたくで売ればいいじゃないか。 俺は俺で、知り合いに頼むと言ってるだけだろ〜

 『いえいえ・・・。 私は、売れるか売れないか・・・。 絶対に売れると言えないので、お兄様には、そのままお伝えしました。 それを、弟さんが電話をしてきて、家の建つ土地が売れないわけないだろ〜? 俺の知り合いの不動産屋に聞いてみて、そちらに頼むと言われたら・・・。 気分悪いんで、やめた〜ってなりますよね〜? 俺は、ご両親の話も聞いて・・・、売れるか売れないか分からんけど、なんとか売ろう! 真剣にやろうって思ってたんですけど・・・、やる気が失せたので、辞退させていただくのです。』

弟さん 『俺の知り合いだって、真剣に売るわ・・・ こっちは手数料払うわけだしな。 おたくは、自分のところが独占しないと仕事しないのか? 自分のところ以外を頼んだら断るのか? 仕事を選ぶのか???』

 『いえいえ。 仕事を選んでいるのではなく・・・、人を選んでいるんですよ。 私、もしくは、弊社の社員が、必死で買主を見つけてきたとしても、電話してきて、あれこれ茶々入れる人がいると思うので・・・。 不動産の売却の依頼を受けたら・・・、受けた以上は全力で取り組みます。 でも、人を選ばないと、買主さんに迷惑をかけてしまうこともあるので・・・、うちは辞退したので、10社でも、20社でも、他所に頼んでください。』

弟さん 『なんだ、その言い方は? 人を選ぶって、お前は、何様のつもりだ?

 『私の言葉が、不適切だと感じた、もしくは不快だったのであれば、お詫び申し上げます。 でも、今時の相続は、プラスの相続だけではなく、プラスにならない相続もありますので、そこのところをご認識いただき・・・。 ん〜、これ、先ほど説明しましたよね・・・。 まあ、とりあえず、辞退させていただくということで、お願いします。 』

新年早々、いきなり電話をかけてこられて、こんな会話で・・・、あまり気分の良い感じではなかったですが・・・

まあ、世の中、いろんな人がいますので、これはこれで、終わりにして・・・・。

最近の相続相談は・・・、相続放棄になりそうな案件が、増えてきました。

前にも書きましたが、人口が減るということは、人は都市部に集まり田舎は過疎化していく傾向にあるので、田舎ほど、過疎化が進んでいますし・・・、過疎化していく地域が増えていますので・・・、仕方がないことなのですが、このまま人口減少が進み過疎化していく地域が増えると、相続放棄も増えていくわけで、これは、人口減少が生み出す問題のひとつであるわけです。

実は、今日のブログは、ここからが重要なのだが・・・・。

相続放棄というのは、部分的に相続するとかできないわけで、全部相続するか、全部相続放棄するか・・・・だと、冒頭に書かせていただいたわけですが・・・、もしも、相続放棄した場合、不動産は、誰のものになり、どうなるのか・・・、原則は、国庫に帰属するということで、覚えた人も少なくないと思います。

まあ、こんな事は、何らか民法をかじった人なら知っていることなのですが・・・、宅建民法でもでてきますし・・・。

でも、不動産屋なら、ほとんどの人は知っていると思いますが、一応、素人さん向けのブログなので書きますが・・・。

無主物の帰属)民法第239条  
所有者のない動産は、所有の意思をもって占有することによって、その所有権を取得する。
2  所有者のない不動産は、国庫に帰属する。


国庫に帰属するのって、簡単に国庫のものになり、相続人の手から簡単に手離れするのか、できるのかというと・・・、自動的に国庫に帰属されるわけではありませんし、簡単にはできないんですよね〜。

これを、書き始めると長くなるので、詳しくは書きませんが・・・。

仮に、相続放棄のできたとして・・・、それでも、基本的に、相続管理の管理責任は相続放棄後も免れることのできないのです。

じゃあ、どうしたらいいのか・・・・。

相続放棄の申し立てと相続財産管理人の選任の申し立てをして、本当の意味で所有権が完全に放棄をされるのです。

しかし、これも、費用の面で、実際に、相続財産管理人の選任の申し立てはしない場合が多いです。

あかん・・・長くなりそうだ・・・w

とにかく、相続放棄は、そんな簡単にはできないということです。


人口減少、空家問題・・・、その先、最終的には、相続放棄問題に発展していくケースが増えてくるわけで・・・もう数年、すると、相続放棄についての問題が、マスコミ等で、大きく取りあげられて、大きな問題に発展していくことでしょう。

相続放棄しても、簡単に他人様のものにはなりませんし、国庫に自動的に帰属されると思ったら大きなな違いで・・・、不動産を含む完全なる相続放棄は、以外と、難しいのです。


そんなわけで・・・本日は、これから増える深刻な問題として・・・相続の変化・・・相続放棄???というテーマで書かせていただきました。



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この記事へのコメント

1. Posted by 福村   2018年01月07日 04:39
本年もよろしくお願いいたします。
相続放棄、簡単でないのですね。
わたしの住んでいる村も棚田なので、団塊世代が草刈り、耕作出来なければ荒れ、こういう話しがでてきそうです。
いまから坪1000円で売るか、買う側になって活用を考えるかは難しいです。
損得だけで割り切れない感情がありますが、受け継ぐ側からみれば先代がきっちり損得で割り切るほうが楽ですねぇ。
2. Posted by 長谷川   2018年01月07日 08:47
5 今回も勉強になりました(^^)
家が建ってる不動産でも、様々な事情により、そうそう売れるわけでは無いのですね(^^;

先日、家庭裁判所に用事で出掛けたとき、相続放棄の申請窓口が結構混んでいたのに驚いていたのですが、全国的に問題化しそうなんですね(^^; 
3. Posted by Y/S   2018年01月07日 12:57
民法の国家に帰属するって表現は変だわな。
一定の条件を満たせば国庫に帰属することもあると書いてほしいな。

相続放棄が増えると社会問題になりそうだな。
弁護士が忙しくなる(笑)
4. Posted by コンドウ   2018年01月08日 01:49
福村さん、本年も宜しくお願いいたします。
厳密に言うと、相続放棄は簡単ですが、放棄した後も、管理責任があるということと、自動で簡単に国庫に帰属されるわけではないということです。
皆さん、あまりピンと来ないかもしれませんが、このまま人口が減り相続する人が減ると、とんでもない問題になります。
相続は、損得勘定もですが、損得感情もありますので・・・。

追伸、年始早々に、例の件、早くするように言っておきましたw



長谷川さん、相続放棄の問題は、大きくなると思います。
このままだと、日本の国土の9割以上は、相続しても得にならない土地になってしまいます。
要するに、需要のある土地というのは、少ないということです。
そろそろ、相続税という、意味のわからない税金の徴収をやめるべきだと思います。
親から子へ、夫から妻へ、財産を渡すのに、何故、税をとられるのでしょう?
格差をつけないようにするということも大事かもしれませんが、格差がつくのが嫌だから人は努力するのではないかな〜と思います。



YSさん、さすがですね・・・・。
そのコメントが出るということは、ある程度、熟知しているということです。
ちなみに、YSさんの不動産は、私が相続してもいいですよwww

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