2017年04月10日

2147) 亡き友に贈る言葉

駆け出しの頃から、大変お世話になってきた兄のような存在の人が、この世を去った。

不動産屋1年生の時に出会い、彼は、すでに、事務所を構える、一流弁護士だった。

仕事の相談をするようになり、飲み食いをするようになり、ゴルフに行ったり、旅行もするようになった。

いっしょに笑ったし、悩んだし・・・、叱られたし・・・、いろいろ教えられた。

私が、今、名古屋の一流飲食店やクラブに顔が効くようになったのも、彼のおかげです。

もちろん、他の諸先輩方々のおかげでもありますが・・・、彼に紹介をしていただいた店は多く、東京や京都も、よく連れて行っていただいた。


仕事上でも、何度も助けてもらったし・・・弊社のお客さんや、私の友人も彼に助けられた。

弊社の顧問弁護士として・・・、私の友人として・・・友人というのは失礼かな?先輩ですね。

特に、私が駆け出しの頃は、無鉄砲だったので、何度も助けていただきました。

約20年間・・・何百回も、飲んだり食ったり遊んだり、仕事も沢山しました。

昨年、喉の検査をされ、ご自身で・・・、「俺、癌かもしれんわw 詳しい結果は来週わかるんだけどな。」と・・・。

私は、「はっ、癌・・・? あのさ〜、みんなそうやって言って、結果を聞くと癌じゃなかったってオチが多いんだよ。 仮に癌だとしても、こんだけ、食って飲んでるんだから、たいした癌じゃないわ。 もしも、癌だったら、俺の人脈全てを使って最高の治療を受けさせるから、心配しなくていいよw」

その後、てんぷら屋で、癌だったということを告げられて・・・来週から治療が始まるとのことでした。

その時、かなり落ち込んでいたのですが・・・・。

私は、「今時、癌なんて、早期発見なら、すぐに治るから心配しなくていいよ。 それに、頑固で偏屈で嫌われ者なんだから、そういう人は、長生きするから大丈夫。 多分、弁護士会の中でも、かなり長生きするほうだと思うよ。 あはははw 」なんて言ってたんですけど・・・。

本人も、「誰が、嫌われ者なんだ?、お前な〜、世の中、病気の人間を励ますつもりかもしれんけど、言っていいことと悪いことがある。 まあ、嫌われ者でもなんでもいいけど、お前よりは、俺の方が長生きするわw」

なんて言っていたのですが・・・・。

その後、治療が始まり・・・入院・・・、見舞いに行って・・・、一時退院してきて・・・その時も、鮨屋に行きました。

鮨屋では、刺身に手をつけた程度で、鮨は、1巻しか食べませんでした。

その時に、いつものように、冗談を言っていたのですが・・・。

普段は、彼が帰る!と言って怒っても、絶対に帰らなかったのに・・・その日は、私に、「20年前は、ヤンチャな不動産屋の兄ちゃんだったから、それで良かったけど、今は、あの頃とは立場が違う。 今の近ちゃんのやり方では、通用しないぞ。 そのうち足元すくわれるぞ。 攻撃が最大の防御なりなんてのは、先手必勝の三日天下だ。 成長しろ! 仕事も人も、もっと選べ! いくら言っても俺の言うことが分からんのだな。帰る!」

これまで、帰ると言っても、一度も帰ったことがない人が・・・、飲みに行かずに、鮨屋だけで、本当に帰ってしまったのです。

翌日、電話で、仲直りして・・・今度退院してきたら、今池のフランス料理に行こうと約束をしていたのですが・・・結局、行けずに・・・電話での声もだんだん小さくなり・・・、最後は、声が聞き取れないぐらいになり・・・。

土曜の午前に、ある方から、亡くなったという知らせがありました。

満59歳(享年61歳)

あまりにも若すぎる。

昨日、通夜だったのだが、数百人の前で、涙が止まらなくなってしまい、声を出して泣いてしまった。

通夜は、すごい人数で、焼香をするのに、30分並びました。

通夜が終わり一度帰ってきましたが・・・・何故か通夜では、納得がいかず・・・再度、斎場に行き、顔を見て、お別れをしてきました。

痩せてしまった顔を見て・・・涙が溢れました。

棺桶に涙が落ちそうになったので、手で受けて、そのまま、顔を手で覆わなくてはいけないぐらい涙が出て止まりませんでした。


ご遺族に叱られるかもしれませんが、昨年、いっしょに飲んだ時の写真を載せたいと思います。

image


お別れした時の顔は、納得がいかないというか、私の中での、先生の顔は、この顔なんです。

めちゃくちゃ楽しく飲んだ時の写真です。


通夜が終わった後に、顔を見て、最後のお別れをしてきました。

ご遺体の前で、奥様と、話をしようとしましたが・・・・私は、声を出そうとしても、まともに話すこともできなくて・・・グチャ泣きしながら話していたので、奥様は、私が何を言っていたかも分からなかったかもしれません。

その後、再度、彼の顔を見ながら、お別れの言葉を言おうとしたのですが、あれこれ言いたいことは浮かんでくるのですが、とにかく言葉が出せない状態で・・・。

私は、一歩後退し、背筋を伸ばし、涙を拭いて、拳を握り、全身に力を入れて、泣かないように堪えて・・・・、『ありがとうございました。』と、思いっきり、声を張り上げて頭を下げました。

それが、精一杯でした・・・。



彼は、度々、『葬式なんてものは、未来ある人にとって時間と金の無駄だ! 俺は葬式はしない! もしも、家族が葬式をしても来るなよ! 人間死んだらそれで終わりだ。過去はいらん、今と未来だ!』と言っていました。

昨日、最後の別れをしたので、本日は、仕事をしております。

生前、彼は、葬式に来るなという話はしていましたが、通夜の話はしていなかったので・・・通夜で、お別れをさせていただきました。

この悲しすぎる喪失感・・・もう嫌です・・・もう経験したくないです。

でも、これから、何度も、この悲しい思いをしなくていけないんでしょうね〜。

私が経営者になったのは、20代の終わり頃です。

当時の友人や、お世話になった方は、その時に40代、50代です。

親も健在ですし・・・順番的には、私は、これから、何度も、悲しい思いをしなくていけません。

この世に生まれ、親に育てられ、学生から社会人になり、結婚して、子供を持ったわけですが・・・今後は、多くの人との別れを経験し、やがて自分も死ぬ!

すべての人と人は、出会いがあり、必ず別れも来ると、分かってはいても、悲しいですね。

まあ、必ず訪れることなので、逃げるわけにはいかず、受け入れるしかないわけですが・・・、私は、この世を去る日まで・・・、とにかく、今を大切に、人を大切に、感謝の気持ちで生きていきたいと思います。

今更ですが・・・大切な人とのお別れの言葉は、さようならではなく、ありがとうございました。なんだな〜と・・・・。

長年、私を可愛がってくれた藏ちゃんへ贈ります。

本当に、ありがとうございました。


そして、もう一つだけ・・・、以前頼まれていて、忘れていた仕事を思い出しました。

ちゃんと、やっっておきます・・・。


明日からは、また、不動産の話を書きます。

本日は、これにて失礼いたします。





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この記事へのコメント

1. Posted by ハナハナ   2017年04月10日 15:05
先生亡くなられたんですね。
無愛想でしたが弁護士として人間として素晴らしい人で良い意味で職人でした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2. Posted by とむ   2017年04月10日 23:49
身近な人を亡くすのは本当に辛いですね。

『葬式なんてものは、未来ある人にとって時間と金の無駄だ! 俺は葬式はしない! もしも、家族が葬式をしても来るなよ! 人間死んだらそれで終わりだ。過去はいらん、今と未来だ!』なんて、なかなか男前な方ですね。
残されたものには、それすらきついんですけどね。

私も突然身内を亡くした時に、立ち上がるのすら時間がかかりました。
今でも桜の季節はブルーになります。

https://www.youtube.com/watch?v=xY8SSlGRblg
見たことがありますか?
とにかく前を見ることができますよ。

いつか、会える日まで胸を張って今日も歩きましょう。まずは思いっきり泣いてから。
3. Posted by 福村   2017年04月11日 04:56
葬儀は残されたものが亡くなった人の字を受け入れるプロセスのような気がします。
特に家族にとっては。
まだ親しい友人や尊敬する先輩を亡くしていませんが、両親は鬼籍に入っているので実感しています。
通夜、葬儀と喪主として悲しみふさぎ込むこともできず忙しく終え、49日御詠歌や中陰和讃を毎日唱え、初、中逮夜、満中陰と垣内の方にも家に来ていただいてそれをする。
ようやく両親の弔いを無事きちんと終えた安堵が不思議なのですが、ちゃんと送ったという納得とともに死を受け入れるベースになってくれているような気がします。
長文失礼しました。
4. Posted by tainosin   2017年04月11日 10:04
近藤社長も、ショックが大きかったと思います。

公私両面で支えてくれた人を亡くしたわけですから。
私も、お世話になった先輩が亡くなられた時は、
本当に落胆しましたから、気持ちはよくわかります。


ご冥福をお祈り申し上げます。

5. Posted by うさぎ   2017年04月11日 17:32
愛する人との別れは本当につらいものですね、
藏冨先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます、
先生の真心のご忠告ご指導を忘れることなく心に刻んでご活躍されることが、ご恩に報いることになるとおもいます、いつの日か黄泉の国で再会したとき、こんちゃん握手をしようとニコッと笑いかけてくださるでしょう。
6. Posted by コンドウ   2017年04月11日 23:29
はなはなくん、あえて知らせなかったけど・・・そういうことです。
思いっきり泣いて、叫んだら、少しだけ整理ができた気がします。
まあ、未来を見ないといかんけど・・・とりあえず前を向いて頑張るわw


とむさん、身近な人をなくすのは辛いですね。
悲しさ、悔しさ・・・亡くなった人には申し訳ないですが、少し腹も立ち、楽しかった事を思い出して微笑んでも、その直後に、大きな悲しみに変わる。
そんな感じです。
あとで、YouTube拝見させていただきます。
ありがとうございました。


福村さん、ありがとうございます。
これから、私は、まだまだ数多くの悲しみを経験することになりますが、それも、人生です。
悔いのない付き合い方をして、悔いのない人生を送り、悔いなく目を瞑りたいです。
前を向いて、未来に向かって頑張ります。


tainosinさん、明るく振舞っていますが、けっこうきついですね。
お世話になった先輩から、教わった数多くの事を生かしたいと思います。
ありがとうございます。



うさぎさん、ありがとうございます。
先生は、オーパスワンが大好きだったので、いつかまた、一緒に飲みながら、説教されたいです。
いつか、また会える気がします。


7. Posted by 長谷川   2017年04月14日 00:32
5 何と申し上げさせて頂ければ良いのかわかりませんが、ご冥福をお祈り申し上げます(T-T)
写真を拝見させて頂いただけで、ブログで書かれている人柄がわかる気がしました(T-T)

近藤社長、元気を出してくださいね。
8. Posted by コンドウ   2017年04月15日 11:45
長谷川さん、ありがとうございます。
もう少し、先生も頑張ってくれれば、オフ会でお会いできたかもしれませんね・・・。
私は、空元気かもしれませんが、元気いっぱいで仕事をしております。

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