2013年10月

2013年10月27日

1683) 土地購入後の地中埋設物の処理

土地を買う際には、地中埋設物(産業廃棄物等)にはご注意ください。 

不動産会社が売主の場合は、埋設物チェックをしてあることが多いので、基本的に産廃で埋まっているなんてことはないでしょうし、万が一、チェック漏れがあったとしても、産廃や建築上支障が生じるようなものが埋まっていた際には引き渡し後2年以内であれば撤去してもらうか、何らかの責任を取ってもらえます。

それでも不動産業者が潰れてしまっていたりすると、買主側が泣き寝入りしなくてはいけなくなる場合もありますけどね〜。

気を付けなくてはいけないのは、業者が売主ではない仲介物件の場合です。 

特に、瑕疵担保責任というものを付けていないで契約をすると、地中から何かが出てきても、基本的に責任を取ってもらえません。

契約条項に、必ず、瑕疵担保責任を付けてもらうようにしてください。

しかし、これも、売主に資力がなければ責任が取れないので、泣き寝入りするようなこともあります。

土地の取引には危険がいっぱいです。

もしも土地が産業廃棄物等で埋まっていると、処理費用に数百万、時には数千万円かかることもあります。

さて、今日の本題へ・・・・。

その前に・・・・・ブログランキングの投票クリックをお願いします。

ブログランキング人気投票
 


人気ブログランキングへ

ありがとうございます。


続きです

以前、同業者が購入した土地から、産業廃棄物(ゴミ、ガラ、スレート、ビン)等がでてきて、酷い目にあったという話を書かせて頂きました。

処理費用見積もり 3700万円

実は・・・あれから、まだ解決してないらしく、ゴタゴタしているようだが・・・・・。

地中埋設物


当の売主は、弁護士任せで・・・・、その弁護士は、買主の不動産業者に対して徹底抗戦の構えらしい。


まあ、売主の方も、3700万円という処理代を素直に払うわけはなく、裁判になるだろうと予測はしていたが、買主の不動産業者も3700万円を払って処理をするわけにもいかず・・・・このゴタゴタの結末は、どうなるのか解らない状況である。

ただ・・・、ちょっとだけ有利な展開になりそうな材料がチラホラでてきたらしく、近所の聞き取りをしたところ・・・古くから住んでいる近隣の方々は、そこが産業廃棄物で埋められていることを知っている人が多く、売主は悪意を持って、不動産業者に売りつけた可能性が高いようだ。

近所の方も、あれは酷いと・・・同情してくれているようです。

まあ、この弁護士も、事の善悪よりも、依頼者から金貰って仕事をするわけだから、売主側について徹底抗戦をしてくるのは仕方がないのかもしれないですけどね・・・・・(笑)

私としては、第三者の立場で、この取引を見ると・・・・、産業廃棄物が埋まっているであろう価格で買ってないだけに、可哀想で・・・・同情する。


さて、話は少し変わるが・・・・、以前、産業廃棄物が埋められている土地の話を書いてから・・・、同じような被害者がけっこう多い事が分かった。

実は、メッセージや、メール等だけではなく、会社にまで相談の電話があった。

産業廃棄物の埋まった土地を買わされた友の会ができそうな数だ・・・・・


ただ・・・・・相談をされても、時すでに遅し・・・・という方が多く、買う前の相談ではなく、買ってしまって家を建てる時になってからの相談が多い。

まあ、弁護士さんを紹介するか、産業廃棄物の処理の相見積もりを取るとか、そのまま我慢をして建てるとか、その程度のアドバイスしかできないのは申し訳ない。

でも、中には、過剰な人もいます。

土地というものは、基本的に、石や、僅かのガラなんかが出てくるのは仕方がない・・・・特に、大昔から家があったような場所は、建て替えもされているわけだし・・・・解体の時の、どうしても拾いきれなかったり見落としたりすることもあり、地中は、土以外何も出てこないなんてことは珍しい。

相談者 『近藤社長さん、昨年土地を買ったんですけど・・・・、木を植えようとして掘ったら、オロナミンCの瓶がでてきたんですよ。 これ、不動産会社に怒鳴り込んだほうがいいですかね〜?』

 『それ・・・沢山でてきたんですか?』

相談者 『いいえ・・・・・。 1本です・・・・でも、コンクリートの破片や、瓦もでてきたんですよ・・・・。』

 『そうですか・・・・。 それも、沢山ですか?』

相談者 『いいえ・・・・。 コンクリートは、10センチくらいのもので、瓦は、5センチくらいの欠片が・・・・・。 ひどくないですか?』

 『それは、故意的に捨てられた感じなのか、前の家の解体工事等の取りこぼれとかでしょうか? どちらだと思います???』

相談者 『たぶん、たまに出てくるくらいだから後のほうだと思います。』

 『基本、全ての土を、精製した砂などで埋めない限り、基本的には、石や、少々のガラなんかは、出てくるもので・・・・、逆に、何も入ってないほうが珍しいんですよ。 だって土なんですもん。 スケルトンというバケットを重機に付けて振っても、大きなものは取れますが、小さなものは網目からこぼれて残りますからね。 空き缶や、瓶だって、埋めたのではなく、前の土地にポイ捨てされてたものが、雨等で少しずつ沈下したものだと思いますよ。』

相談者 『なるほど・・・・。 土地というものを買ったら、石の1つも入っていないきれいな土だと思いました。 表面は砂で、きれいだったので・・・・下まで全部、砂で埋まっているのかと思っていました。』

 『それは、精製した砂を敷いて化粧をしただけなんだと思います。 地中深くまで化粧砂にしたら、逆に強度面で問題が出ますし、それ以前に、莫大な経費がかかりますので・・・・w まあ、でも、どうしても納得ができなければ、瓶が1本埋まってたぞ〜!と不動産業者に激怒したら拾いにきてくれるんじゃないですかね〜?』

相談者 『そういうつまりではないので・・・・ただ、買った土地には石の一つも入っていないと思っていたので、ちょっとびっくりして・・・・・。』

 『堀ったら、地中の中がガラがいっぱい入っていたら、それはそれで、怒鳴り込まなきゃいけませんし・・・・www  ひとつ良い事を教えましょう。 畑って、石やガラが入っているイメージないでしょう?』

相談者 『はい。 土だけですよね〜?』

 『それがそうでもないのですよ。 50センチ掘ったら、ほとんどの畑から、石や木の根がでてきますし・・・・、埋立地であればガラや瓦の破片ぐらいはでてきますよ。 畑を作造る時って、耕して石を拾って、そして、雨が降ると石を拾って、また耕して石を拾い・・・・その繰り返しで・・・・そこに、たい肥や石灰を混ぜたりしながら、良い畑をつくるのですよ。 おたくの土地も、雨が降ったら石を拾い、雨水で水たまりができたら、晴れた日に均して・・・・良い庭を造ってください。』

こんな話をしました・・・・・・(疲れたw)

最初、全く関係ない私に、相談をしてきて怒っていたのですが、理解できたようです。


基本的には、建築上支障をきたすような物や、産業廃棄物がが埋まっているのであれば、これはまずいが・・・・、過剰に反応する人は、玉石がでてきたとか・・・・、空き瓶が1本でてきたとか、空き缶が2〜3個でてきたとか・・・・・、そんな程度で、激怒して相談されても・・・・・。

田んぼや、空き地の時に、ビンや缶をポイ捨てされたものが、地中に沈殿したものや・・・・、昔、そこに家が建っていた時の、基礎に使っていた玉石が2〜3個でてきただけで、大騒ぎされても・・・・、それくらいのことは、仕方がないとしか言えない。

建築上支障をきたすような埋設物や、産業廃棄物が埋められているような土地というのは、空き缶や、ビン、コンクリートガラが数個でてきたとか、そういうレベルではなく・・・・・、明らかに分かるレベルのもので・・・・、掘ったら、前の家の解体した物がでてきたり、アスファルトやコンクリートガラが沢山出てきたり、酷い物になると、廃油缶が埋められていたとか、家電や車がでてきたり・・・、注射針や、スレート、瓦、ビニールゴミが大量に埋められているようなものを指すわけだ。

特に埋立地の大半は、良質残土というもので埋められていることが多いのだが、良質と言っても、細かい石やガラ等は、少々入っているものなのです。


しかし、相談者には、いろんなタイプの方がいて・・・・・・。

過剰に反応をする人もいれば、反応しなさすぎの人もいました。

相談者 『社長さん、前に、車や廃油を入れたドラム缶が出てきたことがあると書いていらっしゃいましたが、私が買った土地からは、凄いものがでましたよ・・・・・w トラックというのか、オート三輪がでてきたんですよ〜。 自分は、初めてオート三輪というものを見たので感動しました。』

 『ひょえ〜〜〜〜w オート三輪が埋まっていたんですかぁぁぁ〜w それは凄いですね〜。 その土地の地歴は、元々何だったんですか???』

相談者 『建設会社の土地でした。』

 『なるほど・・・・。 なんとなく納得できますねw で・・・・不動産業者に文句を言ったのですか?』

相談者 『いえ・・・・不動産会社が埋めたわけではないでしょうから、どうしましょう?と相談をしたら、すぐに撤去してくれて、その周りも調査してくれました。 すごく親切な業者さんでした。』

 『あはははははw  呑気というか、あなたは人が良すぎるw もう少し怒っても良かったんじゃないですか・・・・w』

相談者 『きちんと対処してくれましたら怒らなくてもいいですし・・・うちの親父も、オート三輪を引き上げる作業をみながら、懐かしんでいましたので・・・・けっこう面白方ですwww 良かったら、ブログの材料にしてください。 地中から、オート三輪が出てきたというのは面白いと思います。』

 『あははははははwww 読者の方に、そこまで気を使っていただきまして、ありがとうございますw』

そんなわけで・・・。

土地を買って家を建て、水道工事業者が浄化槽を入れるために穴を掘ったら、地中から、オート三輪(トラック)がでてきました。おかげで、うちは、被害はなかったですけど、売主さんは、オート三輪の処分代が別途かかりましたwと、明るい感じの文章でメールをくれたSさんという人がいて・・・・・申し訳ないけど、爆笑してしましました。

私も、車が埋まっていて、掘り出して処分したことはありますが・・・・・さすがに、オート三輪が埋まっていたという話は初めてきいたので・・・・・、その絵を想像して・・・・、反応しなさすぎだろうw それ怒るところだよ!って笑ってしまったのです。

しかし、まあ・・・・・、土の中というのは、いろんな物が埋まってますし、その感じ方についても、10人10色で、いろんな方がいますね〜w

瓶や、ガラの破片が少し出ただけで、不動産会社に怒鳴り込もうとする人もいれば・・・、オート三輪がでてきても、対処してくれればいいやって笑っている人もいて・・・・・。

とにかく、以前、地中埋設物の話を書いてから、ちょくちょく、読者の方から相談を受けることがあります。

全部に、返事や対応ができているわけではありませんが、順番に返事を送ったり、お電話をしたりしていますが・・・・・、まだ対応できていない人もいますけど・・・・・・(すみません。)


因みに、当社売主の土地は、地歴調査と、掘削調査等をしてからお客様に販売するようにしておりますし、万が一、チェック漏れがあった場合は、100%、こちらの費用と責任において撤去をさせていただいております。

仲介物件についても、売主様の土地を掘り返すというのは、なかなか難しいので、そこまですることは少ないものの、地歴調査をし、期間を定めて後から建築上支障をきたすような物が出てきた場合は売主の費用で撤去するという特約を入れて契約をするようにしております。


不動産業者は、安全な取引を心がけなくてはいけませんからね〜

安全第一



そんなわけで・・、本日は、土地購入後の地中埋設物の処理という題で書かせていただきましたが・・・・・。

素人さんが、土地を購入する際は、地中に建築上支障をきたすような物が埋まっている可能性と、万が一そういった物が埋まっていた場合に、どう対処してくれるのかを聞く・・・、そして、契約の際には、必ず瑕疵担保責任、もしくは、埋設物特約などを入れて、安全な契約をされることです。

私の知人の同業者のように、2000万円の土地を買って、産業廃棄物で埋め立てがされていて、処分費に3700万円もかかるなんてことになったら、取り返しがつきません。

土地を購入する際には、表面だけではなく、地中の中の事も気にすることが大切です



ということで・・・本日も読者の皆様に、ブログランキングの投票クリックをお願いして失礼いたします。



いつもご愛読いただきありがとうございます。 

ブログランキング人気投票
 


人気ブログランキングへ

今日は何位かな???  

人気ブログランキングは↑こちらをクリック







読者の皆様、コメント・・・・・いつもありがとうございます 


toshikazy at 13:11|PermalinkComments(5)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 不動産コンサル | 不動産ブログ

2013年10月26日

1682)久々の激安物件(9LDK 大型中古住宅)

あなたの家の敷地が255坪あったら、どんな暮らしをしますか??? 

家庭菜園、太陽光発電、広い庭、大きな駐車場にしたり、趣味に使うのもいいですね〜。

あなたの家が60坪の9LDKだったら、どんな暮らしをしますか??? 

二世帯住宅、客間や趣味の部屋を作るのもいいし、こんだけ広い家だと、かくれんぼも、法事もできます。

かくれんぼと、法事の関連性については、つっこまないでくださいね(笑)

愛知西部で中古住宅をお探しの皆様・・・お待たせいたしました。

物件の場所は、愛知県西部で人気の、あま市内(旧美和町)です。

255坪の敷地 60坪の住んでみませんか?


普段、自社の物件をブログで宣伝をすることは少ないのですが、今回の物件は、かなりお値打ちな物件ですので、掲載させていただきます。


丹波 ハワイ のコピー


あっ・・・・。

少し公開が早かったようですね。

庭の木が伸びてしまい、ジャングルのようになっていますが・・・・・。

今週末に、庭師さんが入り、必要ない木を撤去して、残した木は剪定しますのでご安心ください。


皆さん、写真を見てください。

門の奥に見える、変な木があります・・・・この物件を始めて見たときに、和風の旧家に、何故洋風の木があるのか不思議だったのですが・・・まあ、南国風と和風のコラボレーションなんだろうと思い、この物件の仮称を、ハワイアンガーデン&ジャパニーズ住宅と名付けました。

しかし・・・、やはり・・・、どうしても気になったので、このハワイみたいな木は撤去することにしました。

このハワイアンな木をカメハメハで玉砕し、撤去して、庭の剪定をすると・・・・。

古民家というほどの感じではないですが、美しい庭園がある純和風の大型住宅になります。

さて・・・内部の話をしましょう。

何と言っても、この家の内部は、素晴らしい。

美しい国日本の伝統的な在来工法で作ってあるのは勿論のこと、1階左側には畳敷きの和室が3室と縁側があり、奥に大きなダイニングとキッチンがあり・・・完全なる法事使用です。

こんな立派な家で法事をしたら、さぞやご先祖様もお喜びのことしょう

2階に上がると、小さな部屋が3つと、意味が分からない大きな部屋が1つあります。

2世帯に改装する場合は、大きな部屋をLDKにするといいでしょうね〜・・・・。(現在、大きな部屋は、物入れになっています。)


あまり書きすぎると、見に来ていただけないので・・・情報はこれくらいにして・・・・。

この物件の何が激安でお値打ちなのかを書かせていただきます。

今回、特別に、当社のほうで◯百万円分のリフォームをしてお渡し致します。

リフォームの詳細については、弊社までお気軽にお問い合わせください。


千代田不動産本社 0567−25−2148
千代田不動産美和営業所 052−442−5500

もしくは、私の個人の携帯を知っている人は、私に直接電話を頂いても構いません。

現在の写真は、ジャングル&ハワイアンですが、皆さんがご覧になる時には、かなり良い純和風に返信しているはずです。

そんなわけで・・・・・。

本日も読者の皆様に、ブログランキングの投票をお願いして失礼致します。





いつもご愛読いただきありがとうございます。 

ブログランキング人気投票
 


人気ブログランキングへ

今日は何位かな???  

人気ブログランキングは↑こちらをクリック







読者の皆様、コメント・・・・・いつもありがとうございます 




toshikazy at 00:33|PermalinkComments(8)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 千代田不動産  | 中古住宅

2013年10月25日

1681) 理不尽な主張(測量立会い)

津島市隣接の某市で購入する予定の土地の測量立会いの話です。

土地の売買契約では・・・・、基本的に、土地を購入する際に、売主側で確定測量というものをするものなのですが・・・、これは、土地の登記簿の面積と、実際に測った面積が相違しているといけないので、測量をして、隣接地の方々や、その地域の区長さんや、行政と立会いをして、杭の位置を確認しながら、面積を確定させるわけだが・・・・。

意外と、登記簿面積と、実測面積が相違していることが多い。 

こういう場合、けっこうゴタゴタすることもあったりして・・・・まあ、きちんと説明をすれば、ほとんどの方は、理解をしてくださるのですが・・・・。

愛知県西部の田舎では、稀に変な主張をする方々がいる。  

1352979830343


土地家屋調査士さんが、隣地の方に説明をしてくださったのですが・・・・・、隣地の方は、それに異議があるようで、『俺んとこの面積が確保できてないじゃないか・・・・ 確かに境界は、ここでいいが、面積が9平米も少なくなっている・・・・こんなもんは認めんぞ。』

それに対して、調査士の先生が、こちらも(売主)約8平米足りないことと、この地域は、全体的に面積が少なくなっている事を説明し・・・・・、当社が購入する予定の土地の地主さんが、『まあ、うちも少ないんだし、痛み分けということで、仕方ないんじゃないですか?』と言ってくださった。

そして・・・・ここから、隣地の所有者と、地域の区長のとんでもない主張が始まった。

隣地所有者 『戯けた事を言っとったらあかんわ。 あんたのところが売るんだで、あんたのところで減らしとけばええだろう。』

地主さん 『そういう事ではないでしょう。 ここから杭が出てきたわけだし、きちんと測った結果・・・・、この地域は全体的に面積が少ないと言っとるんだから・・・・、うちも、おたくも面積が少ないのですから、仕方がないでしょう。 』

隣地所有者 『あかんあかん・・・1屬任癲減るんだったら、俺は認めん。 おたくが減らして売ればいいだろう。』

地主さん 『きちんとした杭が、出て来てる以上、それで測った結果なんだから仕方がないでしょう。 うちも減るけど、あなたのところも減る。 この地域が平均して少ないのであれば、そういうことで仕方ないでしょう。』

調査士の先生は、再度、この地域の、どこからどこまでを測り、昔の公図等、現在の公図、今回掘り出した杭の位置を入れた図園等を出して、丁寧に説明してくれた。

隣地所有者 『あんたの言い分は分かった・・・ でも、うちの面積が減る事はあかん。 昔の杭をズラしてでも、面積を確保してくれ。 そうしないと立ち会いの印鑑はやらん。』

つまり・・・地域全体の面積が不足していることは分かったけど、自分のところだけは登記簿上の面積が確保できなければ、境界を認めないし・・・土地の境界を変えろ!と言っているのだ。 

まあ、当社としては、境界が数センチ変わったところで、宅地分譲の区画数が変わる訳ではないので、それぐらいのことは、どうでもいいのだが・・・・、売買代金を面積精算する事になっているので、売主の地主さんは、約100万円ほど、売値が変わるのだ・・・・・。 

これは、ちょっと可哀想なので・・・、私は、境界立ち会いに口を挟んだ。 


 『ちょっと待った・・・、それは、いくらなんでも横暴ですよ。 元々、ここにある杭を移動させてまで、面積を確保しろというのは、ちょっと強引すぎます。 実測面積と公簿面積の比率を見ても、妥当だと思うんですけど・・・・・。』

隣地所有者 『千代田さん、あんたは、黙っとってくれ・・・。 あんたのところが、買う前の段階の今の所有者と俺の話なんだ。』

 『それはそうですけど・・・、俺の面積は確保しろ・・・お前のところで全部減らせ!というのは、不動産取引いおける確定測量の慣行からしても変だと思いますよ。』

隣地所有者 『あのな〜・・・、俺も、そんなことは分かってるんだ。 ただな・・・、ここは、昔、うちの爺さんの代までは、うちの物だったんだ・・・戦後マッカーサーが・・・・(農地解放話、中略)・・・、うちが本家で、ここが遠縁の新家になるもんで、少々の面積は融通を利かせろと言ってるんだ。』

 『あはははははw マッカーサーって・・・・何ですか? 戦後約70年w まだ、その話を蒸し返しますか???』

と・・・言った瞬間・・・・区長が参戦

区長 『千代田さん。。。 あんた、他所者なんだで、この村の事に、口を出してくれるな。 ◯◯さんとこは、◯◯家の本家なんだわ。 あんまりゴネてもらうと、あんたが出て来ても、わしも首を縦に振れんくなる。』 

要するに、地域がらみで、農地解放前の権力を振りかざしたということです。

 『余所者が口を出すなということですか・・・・。 どっかの区画整理の準備委員の人も、そんな事を言ってたな〜。 要するに、ここの土地は、元々、戦前は◯◯さんの土地だったから、今回の測量の面積を、少しよこせと・・・ぶん盗ろうとしてるってことですねw そして、それを区長は、当たり前の事だと・・・・。』

区長 『そこまでは言っとらん・・・・。 気を利かせたほうが良いと助言しているだけだ。』

 『あはははw ◯◯市の土木課さん、彼らは、そう申しておりますが・・・、行政側の見解としては、どうなんでしょう???』

◯◯市土木課職員 『えっ・・・あっ・・・、そ・・・それは・・・。 社長・・・、こっちに振らないでくださいよぉ〜・・・・w うちは、道路の立ち会いで来ているんですから、隣地同士の事は、ちょっと・・・・。』

 『ちょっと・・・って・・・どういう事?  何だったら、市の道路を減らして、面積を調整してもらっても構わんのだけど・・・、この道路、あと10センチぐらい減らすか???』

◯◯市土木課職員 『社長・・・、もう〜・・・・そういう冗談ばっかり言ってぇ〜・・・、そんなことできないの、分かってるでしょぉぉぉ〜www 冗談キツいんだからぁ〜w あはははw』

 『あははwじゃね〜。 この立ち会いについての、区長と、隣地所有者の主張に対して、市の土木課として・・・400字以内に意見をまとめて言ってみてよ。』

◯◯市土木課職員 『〇〇さん・・・・、杭も、ここにあったわけですし・・・・。』

隣地所有者 『市が口を出すことじゃない・・・黙っとれ!』

◯◯市土木課職員 『・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・。』

土木課職員の抵抗は、3秒で終わった。

 『うむ〜・・・・・・。 まあ、今更、戦前の農地解放の話をされるとは思わんかった・・・・農地解放で、日本という国の民主化が進み、それが高度成長につながり今の我々の暮らしがあるわけですが・・・・、今更、軍国主義を懐かしんで話をされても困る。  まあ、先生(調査士)、大日本帝国時代の生き残りの思想が理由で立会いの印鑑がいただけなかったということで、法務局・・・・何とかならんもんですか?』

調査士  『あははは ・・・・・。 ・・・・・・。 』

ここで、調査士の先生に頑張ってもらいたかったのだが・・・・・、あははは・・・・の2秒で終わった。

区長さん 『困ったな〜・・・・。 わし・・・・、この後、医者いかなあかんのだわ・・・・。』

隣地所有者 『千代田さん、あんたのところが、買うんだから、面積を清算しなければ話が丸く収まるんじゃないのか???  わしらに、喧嘩を売っても何の得にもならんぞ。 排水同意の印鑑ももらわなあかんのだし・・・・。 ここで勝っても、あとで負けるぞ。』

 『ちょっと待った・・・・。 それは、うちが正規の開発の書類を出しても、排水の同意を出さないという意味でしょうか?  いいですよw やってみてくださいよ。 ちょっと待ってくださいね・・・・・、今から、スマホで録音しますので、先ほどの言葉を、もう一度言ってください。』

区長 『まあまあ、そう喧嘩腰にならんでも・・・・、わしが役をやってるんだから、ちゃんとした事をしてくれれば、印鑑は押すから・・・・・。 〇〇さん(売主)、あと1平米だけ減らしてくれんか? 隣りは、1平米だけ多くなるだろう。 今回の土地が9平米マイナス、隣地のほうが面積が大きいのに8平米マイナス・・・・・。 〇〇さん(隣地所有者)、それで、印鑑ついてやったらどうだね???』

隣地所有者 『・・・・・・・・・。 』

地主さん 『1平米のことなら、私は依存有りません。 宜しくお願いします。』

隣地所有者 『・・・・・・・・・・。』

 『あっ・・・・。 そういえば、ここを工事する時に、少し隣地に入らせていただかないといけませんので・・・・・、工事の協力金ということで、10万円をお支払いさせていただきますので、工事の方の協力、宜しくお願いします。』

隣地所有者 『これからの時期は米を作っとるわけじゃないから、そんな金はいらん・・・・・。 9平米分、〇〇さん(売主)とこが清算してくれるなら印鑑を押したるわ。 千代田さんとこじゃなくて、〇〇さんが清算してくれないとあかんぞ。』

地主さん 『・・・・・・・。わかりました。 今回の売買代金の9平米分を払います。』

隣地所有者 『元々、ここは、うちの爺さんの代までは、俺んところの土地だったんだからな。』

 『本当に清算するんですか??? 3坪弱ありますよ・・・・・。』

地主さん 『はい。 ・・・・それで宜しくお願いします。』

 『計算上、〇〇万円になります・・・・・。 いいんですか???』

地主さん 『わかりました。 ここで合意書を作れませんので、ここにいる皆さんが証人という事で、宜しいでしょうか?』

隣地所有者 『それでいい・・・・。 言っておくが、俺は金が欲しいわけじゃないんだぞ。 元々は、うちの土地だったところだから、元々の小作で安くただ同然で手に入れた土地なんだから、それくらいの気を使ってくれなあかんと言いたかっただけだ。』

ということで・・・・・何とか、立会のご印鑑を頂くことができたわけですが・・・・・・。

調査士、測量士、土木課職員、地主、私、・・・・最後は、区長まで・・・・。

ドン引きしていました・・・・・。
 


こういう場合・・・・、売主さんと、隣地の方は、同じ地域に住んでいる者同士なので・・・・、ここまでこじれることは少なく、どちらかと言うと、買主である不動産屋側が苛められるんですけど・・・・。

この隣地の方は、戦前の制度が恋しいようで・・・・・、元々は、自分のところの土地だったものを、盗られたという気持ちが強いようです。

数年前・・・・、市町村合併して、市になったのに・・・・・、未だに、こういう方がいますし・・・・。

この地域には、未だに、本家、新家で、位が違うとか・・・・、元々先祖代々この地に住んでいた人と、後から、この地に来た人を部外者だと仲間に入れない傾向があります。


10年前より、多少は少なくなりましたが・・・・、こういう風習は、いつまで続くんでしょうかね〜??? 

ということで・・・・、理不尽な主張が通ってしまったという話でした。

今回、売主さんを守ってあげられなくて・・・・申し訳なかったというか、ちょっと悔しいです。 

と・・・・・書きましたが・・・・、まあ、多少予備費があるので・・・・、こちらサイドで清算したりして・・・・・・・・、いえいえ決してそんなことは・・・・・・・・。


本日も、読者の皆様にブログランキングの投票クリックをお願いして失礼いたします。






いつもご愛読いただきありがとうございます。 

ブログランキング人気投票
 


人気ブログランキングへ

今日は何位かな???  

人気ブログランキングは↑こちらをクリック







読者の皆様、コメント・・・・・いつもありがとうございます 



toshikazy at 00:03|PermalinkComments(10)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 素人さんの為の不動産学校 | 近藤利一 不動産コンサルタント